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 退院して6日目、この所の寒気は病院着1枚でぬくぬくと2ヶ月過ごした身には寒さが応える。冬山に向けて少しずつ身体を慣らさないとと思い十万劫山を散策することにした。十万劫山は福島市の中心市街地から阿武隈川を渡った渡利地区にあり、国土地理院地図には「じゅうまんこやま」とフリガナがついている。呼び方は地域や人によって異なり「じゅうまんごうやま」「じゅうまんこうやま」とも呼ばれている。尾根伝いにはハイキングコースがあって弁天山から十万劫山、茶臼森まで周回すると5時間ほどかかるのだが、今日は無理をしないで最短の鳥居沢から山頂を往復することにした。

<山名> 十万劫山(じゅうまんごうやま)628.6m三等三角点峰
<山行期間> 2021年11月26日 (金)
<コースタイム>
鳥居沢入口(13:06)→花見山分岐(13:38)→十万劫山(14:16,14:25)→花見山分岐(14:57)→絵馬平入口(15:22)→鳥居沢入口(15:30)
<メンバー>
和○(単独)

鳥居沢の入口(十万劫山入口の標柱)
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尾根まで上がると弁天山からの縦走路が合わさる 
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花見山登山口への分岐
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途中で右側が開けて川俣側の山々が見える
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畑ノ小屋への分岐(ヤブ酷い)
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十万劫の山頂に祀られている雷神様
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三角点は、点名「渡利」三等三角点
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ラミネートで作られた山頂標識
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吾妻も安達太良も上部は雪雲に覆われている
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 鳥居沢入口に車を駐めて登り始める。道は以前は車が登ってこれるほどの道幅の作業道だったが、今は荒れて中央部がえぐれている。それでも歩くには支障は無い。尾根まで登ってくると弁天山からの縦走路が合わさる。ここからは所々に倒木はあるものの、歩く人も多いので道もしっかりしている。
 途中で送電線巡視路や花見山、畑ノ小屋への道を分けるが標識も整備されているので迷うことは無い。尾根伝いの道を1時間も行かないうちに十万劫山の山頂に達する。十万劫山は広場になっていて、三角点のほかに社の中には雷神様が祀られ、脇には金剛山や三峯山の石碑もある。西側が開けていて展望が利く。今日は残念ながら吾妻、安達太良の上部は雪雲に覆われ望むことが出来なかった。コーヒーを飲んでひと休みしたら戻ることにする。

弁天山の縦走路分岐から絵馬平へと下ってみる
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尾根伝いに道は続く
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絵馬平で道路に出る(標識は朽ちて倒れている)
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舗装路を歩いて車を置いてきた鳥居沢入口に戻る
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 山頂を後にして尾根伝いに戻る。花見山分岐を過ぎ、弁天山の縦走路から絵馬平へと下ってみる。こちらの道は荒れていないので歩きやすい。絵馬平の道路に出たら右に折れ春日神社の方向へ少し下ると車を置いてきた鳥居沢の入口に着く。絵馬平も鳥居沢周辺も私有地で勝手に駐車できない。鳥居沢入口のところに1台かろうじてデポできるスペースがある他は、途中の路肩に駐めるしかない。やはり弁天山の駐車場に車を駐めて縦走するのがお勧めである。

<GPSトラック>  往路=赤 復路=青
十万劫山
2021.11.26_十万劫山(地理院地図)