PC220003
 今年の春に膀胱癌が再発したことがわかった。浸潤性とは言われていたので覚悟はしていたが検査の結果、膀胱と前立腺、尿道を全摘出することになった。手術の際の組織検査でリンパ節まで達していることがわかり抗がん剤治療で再び2ヶ月の入院生活を送ることに。ようやく11月に退院できた。
 何とか体力を戻して山登りに復帰したい。そんな気持ちでリハビリを続けてきたが、全摘し回腸導管造設術でストーマでの生活になったこともあって登山をするうえでの不便さを感じるようになった。無雪期には歩行用採尿バッグを試してもみたが違和感はぬぐえない。冬山で行動するとなるとスパッツやオーバーズボンを付けるようになるので歩行用採尿バッグは使えず排尿はより大変になる。面倒なのでシリコンチューブと止水弁を使ってストーマから直接排尿できるようにしてみた。

<試作1>
 ストーマの排出部の口径に合わせて、内径8mmのシリコンチューブをAmazonで購入、それに合う市販の止水弁を付けてみた。この止水弁のコックでは激しい動きをするとコックが動いてしまい漏れてしまう。
PC220001
<試作2>
 次に試してみたのは山用のウォーターバッグのパイプ給水部のバルブ。止水できるタイプのものなので使えると思ったが、素手での操作は可能だがコック部がキツくて冬用手袋では使用不可。
PC220002
<試作3>
 今度は歩行用採尿バッグの排尿部に付いているコックを活用して直接シリコンチューブを差し込んでみた。使用したのは、クリエートメディック(Createmedic) 歩行用採尿バッグの排尿部コック(見出の写真)。これだと差し込み部の長さも充分にあり、また激しい動きでもコックが動くことも無いので確実に止水してくれる。シリコンチューブも邪魔にならない程度の長さにしてみた。
 他のメーカーで安価な歩行用採尿バッグもあるのだが排尿部コックの接続部の長さや確実性からイマイチ不安があり、今のところこちらの方がお勧めである。山行中も今までのところ支障なく使えている。使い勝手が良くなるようにこれからも他の方法も考えいろいろ工夫してみたい。
PC220003