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 まだ雪が残る燧ヶ岳に登り見晴新道を下りてみることに。見晴新道は燧ヶ岳では一番長いコースだがその分裾野が緩斜面になる。標高差は941m、下りで雪が残っているとやっかいだが1週間前に尾瀬沼から見た感じでは問題なさそう。帰路は相棒の芳○さんが三条ノ滝を見たことが無いと言うので裏燧林道を歩くことにした。

<山名> 燧ヶ岳(ひうちがだけ・俎嵓 2346.2m二等三角点峰、柴安嵓 2356m標高点)
<期日>2022年6月18日(土)~19日(日)
<コースタイム>
6月18日(曇り)
御池駐車場(6:31)→広沢田代(7:23,7:40)→熊沢田代(8:35,8:46)→燧ヶ岳・俎嵓(10:42,10:54)→柴安嵓(11:15,11:43)→見晴新道分岐(14:18)→見晴(14:35)
6月19日(晴れ)
見晴(6:42)→温泉小屋(7:15)→平滑ノ滝(7:30)→三条ノ滝(8:12,8:18)→うさぎ田代・段新道分岐(9:02)→裏燧橋(9:49,9:59)→天神田代(10:14)→上田代(11:02,11:09)→御池駐車場(11:42)
<メンバー>
L和○、坂○、鈴よ

 前日は御池ロッジに泊まった。今年から素泊まりのみだが朝食として、冷凍おにぎりかパンを選ぶことが出来る。朝食の提供は7時からなので冷凍おにぎりと燻製卵をもらって宿を出た。御池駐車場に車を駐めて燧ヶ岳を目指す。裏燧林道に入るとすぐに燧ヶ岳の登山道が分かれる。左に折れると早速急登が待っている。登山道の脇にはサンカヨウが咲いていた。ミズバショウもお出迎えだ。

身支度をして御池駐車場から歩き出す
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すぐに燧ヶ岳の登山道分岐に着く
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サンカヨウが花を付けていた
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早速ミズバショウがお出迎え
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広沢田代で朝食休憩
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 最初からの急登で広沢田代へひと登りして朝食のおにぎりを食べた。冷凍おにぎりも常温解凍しておけば朝食に使えることを始めて知った。覚えておこう。ひと休みしてから熊沢田代へと向かう。一旦急登から解放されるが1986m標高点まで急坂が続く。花はミズバショウ、ショウジョウバカマ、イワナシ、シャクナゲなどが出てくる。2ピッチ目を登り切ると熊沢田代である。

次は熊沢田代への登りにかかる
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ショウジョウバカマが咲いていた
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イワナシ
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シャクナゲ
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熊沢田代まで登ってくると燧ヶ岳の全容が見える
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ミツバオウレン
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チングルマ
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タテヤマリンドウ
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熊沢田代の池塘、のどかな時間が過ぎる
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 熊沢田代まで登ってくると燧ヶ岳・俎嵓の全容を見ることが出来る。休憩ベンチもあるが先客がいたので少し進んでからザックを下ろした。さあ、あとひと頑張りで山頂だ。登り始めると雪が出てきた。要注意とはわかっていたが、前のトレースを追ったら夏道から少し外れてしまった。いそいで正規の夏道に戻ってトラバース道へと入る。注意すれば赤テープがあるので間違うことは無い。

振り返ると会津駒から会津朝日へ尾根が見える
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道迷い注意の看板、残雪時は特に注意が必要だ
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8合目の表示
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 ザレ場の窪までトラバースしたら雪渓を直登する。ここが核心部なのでアイゼンを付けることに。山スキーばかりしていてアイゼンを履き慣れていないメンバーもいるので装着しながらノンビリとした時間を過ごす。何も付けないで往復する人たちもいて怖がらなければアイゼン無しでも大丈夫のようだ。雪が消える山頂手前の平坦地でアイゼンを脱いで三角点のある俎嵓には10時42分に着いた。年齢とともに歩くスピードはカメになって行くようだ。

三角点のある俎嵓の山頂
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尾瀬沼が眼下に見える
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次に向かうのは柴安嵓、こちらの方が標高は高い
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振り返って見る爼嵓(まないたぐら)
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柴安嵓の山頂で早めの昼食
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 俎嵓からの眺望は素晴らしい。360度見渡せ眼下に尾瀬沼を望むことができる。写真を収めてから双耳峰の片方の柴安嵓へと向かう。コルへと下降し山頂へと向かう。柴安嵓のほうが2356mと俎嵓より幾らか高い。山頂部はこちらの方が広く、山頂の標柱も柴安嵓にある。ミヤマキンバイが花を付けていた。下山する前に昼食とした。前日に買っておいたおにぎりを食べたが、体調が悪いのか、はたまた食べ過ぎたのか胸焼けが酷く食欲が出ない。

ミヤマキンバイ
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見晴新道を下る
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ようやく三合目(標高1700m地点)まで下ってきた
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ミヤマカタバミ
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見晴新道分岐まで2時間30分ほどの長い下りだった
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木道に打ち付けられている分岐標識
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 柴安嵓からは長い下りが待っている。尾根伝いの下りは雪はまったく残っていない。これなら問題なく下ることが出来そうだ。途中、赤ナグレ岳との間の沢に一部雪が残っているもののトラバース道に入るところをトレースから外れないように注意すれば後は問題ないようだ。高度を下げてから途中で休憩し見晴新道分岐には14時18分に着いた。2時間30分ほどの長い下りだった。見晴はもう近い。

ここまで来ると見晴も近い
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見晴キャンプ場への分岐
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小屋が並ぶ見晴に到着
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今日は燧小屋泊まり
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 今日の泊まりは燧小屋だ。汗をかいたので生ビールを飲んだが、体調がイマイチで夕食はメニューも量も盛りだくさんなのだが残念ながら喉を通らなかった。鎮痛剤と胃薬を飲んで早めに休ませてもらった。今までどんなに熱があっても、うなされていても食欲だけは無くなったことは無く、せっかく出してもらった食事を食べられなかったことは少なからずショックだった。

朝、見晴を出発
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至仏山の山頂部は残念ながら雲の中
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ミツガシワ
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コバイケイソウも咲き始めた
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温泉小屋へと向かう
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1週間前と違ってワタスゲも綿毛になってきた
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 翌朝は体調も戻り朝食は3杯のご飯をいただいた。食事をすませ7時前には小屋を出る。まずは温泉小屋へと向かう。至仏山の山頂は雲の中で見えなかった。植物は1週間前と違ってミズバショウは終わりを告げ、ミツガシワやコバイケイソウが花を付け始まった。それにワタスゲが白い綿毛になり始めた。こらからが楽しみだ。

温泉小屋の脇を通る
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三条ノ滝への道は左、右は段吉新道
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平滑ノ滝
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ズダヤクシュ
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ミヤマカラマツ
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大橇沢まで来ると三条ノ滝も近い
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見事な三条ノ滝
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今の時期は水量も多い
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ノンビリとした時間が過ぎる
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 温泉小屋の脇を抜け段吉新道と三条ノ滝への道の分岐まで来る。ここから左の道に入り三条ノ滝を目指す。下って行くと平滑ノ滝の展望台の岩場に出る。眼下に見事な平滑ノ滝の流れが見える。ここから多少アップダウンはあるものの三条ノ滝までトラバース道が続く。兎田代への道を過ぎ三条ノ滝まで尾根伝いに下ると展望台に下りることが出来る。水量は多いものの雨が降った先週ほどではなかった。行動食を口にし眺めを楽しみながらノンビリ休んだ後は兎田代への登りにかかる。

急坂を登り切ると兎田代
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段吉新道と道を合わせる兎田代分岐
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ここにもミヤマカタバミが咲く
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裏燧橋まで来て大休止
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天神田代から見上げる燧ヶ岳、鋭角にそびえるピークは燧ヶ岳のイメージとちょっと異なる
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天神田代の標柱
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西田代
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横田代の池塘
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雪が残る入深沢
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 三条ノ滝から兎田代まで一気の登りが待っている。30分ほど急坂を登ると兎田代、さらに10分ほどで段吉新道と道を合わせる。シボ沢付近からミヤマカタバミたくさん出で来る。御池に戻るだけなので急ぐ必要も無く、シボ沢に架かる裏燧橋を渡って大休止とした。
 ここから湿原が続く。天神田代からは鋭角にそびえる燧ヶ岳の山頂部が見える。普段見慣れている山頂とは違ったイメージである。西田代、横田代、ノメリ田代と過ぎ、入深沢を渡ると上田代だ。のどかな雰囲気に誘われてここでも大休止。木道の脇にはチングルマが花を付ける。

上田代でノンビリと最後の休憩をとった
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チングルマが咲く
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姫田代まで来ると御池は近い
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終盤にかかりリュウキンカも見納めか
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鹿対策ネットを抜ける
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御池駐車場に到着
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 姫田代を抜け御池田代に来ると木道は車椅子でも通れるように幅が広くなる。木道の脇にはミズバショウが咲き、リュウキンカが花を付ける。これでもかと言うように最後まで花が出てくる。尾瀬は春夏秋冬いつ訪れてもそれぞれに楽しむことが出来るのが良い。御池駐車場に戻って山行を終えた。

<GPSトラック> 1日目=赤  2日目=青
燧ヶ岳