
虎捕山は飯舘村と伊達市霊山町の境に位置する。私が最初に訪れたのは福島に赴任して2年後の1971年、今から51年前になる。当時は登山の対象として訪れる人は無く珍しがられてお茶までご馳走になった。拝殿は東日本大震災で飯舘村が全村避難になった後の2013年4月1日に火災で焼失した。当時気さくにお話しくださった宮司の奥様がその時に亡くなられたと知った。虎捕山は私の低山歩きの原点でもある。
<山名> 虎捕山(とらとりやま)705.2m三等三角点峰
<山行期間> 2022年7月21日 (木)
<コースタイム>
山津見神社(10:10)→手水舎(10:28)→奥ノ院(10:41,10:50)→虎捕山三角点峰(11:00~11:20)ブヨメキ側の調査→奥ノ院(11:31)→金華山(12:00,12:20)→手水舎(12:33)→山津見神社(12:46)<メンバー>
和○(単独)
2015年に再建された山津見神社拝殿

山津見神社本殿へ登拝路入口

トリアシショウマ

虎捕山国有林を示す原町営林署の看板(現在の原町森林事務所)

参道を登って行く

ヤマユリ

ニガナ

オカトラノオ

手水舎

飲み水としても使える

登山口の山津見神社には、盗賊を捕らえた武士の故事が伝わる。表参道を辿ると岩場にしがみつくように奥の院本殿が建ち、本殿裏の岩場は阿武隈山系が一望できる絶好の展望台になっている。登路としては、山津見神社からの表参道、行合道から入り石田ブヨメキから登る裏参道がある。
山津見神社の駐車場に車を止め拝殿脇の「虎捕山津見神社御本殿登拝入口」の標柱のとこから登り始める。尾根を右に見て登って行くと、勾配が増してきて手水舎に着く。このコース唯一の水場である。ここから道は2つに分かれる。右は鳥居をくぐり虎捕洞を通って本殿に向い、左の道は尾根を横切り金華山を経由して本殿に向かう。鳥居を潜り真っ直ぐ本殿を目指すことにする。
鳥居をくぐり本殿を目指す

大きな岩が点在するが、これが虎捕洞だろうか。特に説明板は無い

鉄梯子で本殿へと登って行く

岩場にへばりつくように社殿が建っている

山津見神社の奥ノ院本殿

大きな岩を縫うように登っていく。岩場が姿を現す。やがて岩場が立ちふさがりクサリと鉄梯子が出てくる。これらを手がかりに岩場を慎重に登っていくと頭上に奥ノ院本殿が見えてくる。本殿は岩場にへばりつくように建っている。51年前の本殿は小さい社殿でかわいらしかったが、今の社殿は立派な建物だ。
社殿脇をすり抜けるように裏の岩場へと進む

本殿裏の岩の上にある祠

麓も一望できる

展望はすこぶる良い

岩場越に三角点のある虎捕山山頂が見える

土塁を伝って山頂へ向かう

虎捕山の山頂部

705.2m三等三角点峰(点名:山ノ神)

本殿左側の岩場を足元に注意しながら回り込むと岩の上に立つことができる。転落防止のためクサリの柵が設けられているので危険は無い。岩の上に立つと周りの阿武隈山系の山々を一望できる。次は三角点のあるピークを目指す。一旦岩場を下り土塁に沿って尾根伝いに北へと向かう。うつくしま百名山にも選ばれているので登る人も多く道形もハッキリしている。道は土塁に沿ってさらに北へと続くが最高地点から右の踏跡に入ると三角点がある。葉が繁り展望は得られない。
山頂部から石田ブヨメキ方面へ少し歩いてみた。踏跡は徐々に薄くなり歩いている人は少ないようだ。麓のブヨメキはミズバショウの群生地でもあり機会があれば裏参道も歩いてみたい。戻って登ってきた道とは別な金華山へと延びる南の尾根を下ることにする。こちらも岩場の急坂でクサリとロープを掴みながら慎重に下りていく。しばらく行くと見晴らしの良い岩場に出る。眼下には山麓の田畑を見下ろすことができる絶好のビューポイントで、金華山の岩場に腰を下ろし昼食休憩をとることにした。岩の上で寝そべっていると心地よい風が通り抜けて行く。振り返ると本殿の建つ虎捕山のピークを見ることが出来る。
金華山でひと休み

ノンビリと昼食をとる

拝殿に戻る

さらに下って行くと道は左に折れ、尾根を離れて斜面を東にトラバースするようになる。横移動し小さな尾根を越えると登ってきた手水舎に戻ることが出来る。ここから参道を10分ほど下り、イノシシ避けのフェンスを抜けると山津見神社の拝殿である。
2015年に再建された山津見神社拝殿

山津見神社本殿へ登拝路入口

トリアシショウマ

虎捕山国有林を示す原町営林署の看板(現在の原町森林事務所)

参道を登って行く

ヤマユリ

ニガナ

オカトラノオ

手水舎

飲み水としても使える

登山口の山津見神社には、盗賊を捕らえた武士の故事が伝わる。表参道を辿ると岩場にしがみつくように奥の院本殿が建ち、本殿裏の岩場は阿武隈山系が一望できる絶好の展望台になっている。登路としては、山津見神社からの表参道、行合道から入り石田ブヨメキから登る裏参道がある。
山津見神社の駐車場に車を止め拝殿脇の「虎捕山津見神社御本殿登拝入口」の標柱のとこから登り始める。尾根を右に見て登って行くと、勾配が増してきて手水舎に着く。このコース唯一の水場である。ここから道は2つに分かれる。右は鳥居をくぐり虎捕洞を通って本殿に向い、左の道は尾根を横切り金華山を経由して本殿に向かう。鳥居を潜り真っ直ぐ本殿を目指すことにする。
鳥居をくぐり本殿を目指す

大きな岩が点在するが、これが虎捕洞だろうか。特に説明板は無い

鉄梯子で本殿へと登って行く

岩場にへばりつくように社殿が建っている

山津見神社の奥ノ院本殿

大きな岩を縫うように登っていく。岩場が姿を現す。やがて岩場が立ちふさがりクサリと鉄梯子が出てくる。これらを手がかりに岩場を慎重に登っていくと頭上に奥ノ院本殿が見えてくる。本殿は岩場にへばりつくように建っている。51年前の本殿は小さい社殿でかわいらしかったが、今の社殿は立派な建物だ。
社殿脇をすり抜けるように裏の岩場へと進む

本殿裏の岩の上にある祠

麓も一望できる

展望はすこぶる良い

岩場越に三角点のある虎捕山山頂が見える

土塁を伝って山頂へ向かう

虎捕山の山頂部

705.2m三等三角点峰(点名:山ノ神)

本殿左側の岩場を足元に注意しながら回り込むと岩の上に立つことができる。転落防止のためクサリの柵が設けられているので危険は無い。岩の上に立つと周りの阿武隈山系の山々を一望できる。次は三角点のあるピークを目指す。一旦岩場を下り土塁に沿って尾根伝いに北へと向かう。うつくしま百名山にも選ばれているので登る人も多く道形もハッキリしている。道は土塁に沿ってさらに北へと続くが最高地点から右の踏跡に入ると三角点がある。葉が繁り展望は得られない。
山頂部から石田ブヨメキ方面へ少し歩いてみた。踏跡は徐々に薄くなり歩いている人は少ないようだ。麓のブヨメキはミズバショウの群生地でもあり機会があれば裏参道も歩いてみたい。戻って登ってきた道とは別な金華山へと延びる南の尾根を下ることにする。こちらも岩場の急坂でクサリとロープを掴みながら慎重に下りていく。しばらく行くと見晴らしの良い岩場に出る。眼下には山麓の田畑を見下ろすことができる絶好のビューポイントで、金華山の岩場に腰を下ろし昼食休憩をとることにした。岩の上で寝そべっていると心地よい風が通り抜けて行く。振り返ると本殿の建つ虎捕山のピークを見ることが出来る。
金華山でひと休み

ノンビリと昼食をとる

拝殿に戻る

さらに下って行くと道は左に折れ、尾根を離れて斜面を東にトラバースするようになる。横移動し小さな尾根を越えると登ってきた手水舎に戻ることが出来る。ここから参道を10分ほど下り、イノシシ避けのフェンスを抜けると山津見神社の拝殿である。
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