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 守門岳は10数年前から登りたいと家内に催促されていた山だ。私も久々で、記録を見ると2012年10月に保久礼登山口から登っている。今年の保久礼登山口はトイレ新設工事のため7月13日~11月4日の間、土日祝日を除き三叉から登山口までの道路が通行止めになっている。歩くとなると保久礼二分駐車場からになるので注意が必要だ。今回は二口登山口から登ることにした。

<山名> 守門岳(すもんだけ)1537.3m二等三角点峰
<山行期間> 2022年9月16日(金)
<コースタイム>
二口登山口(7:20)→護人清水(8:01)→谷内平(8:40,8:53)→見晴し・中間点(9:36)→休憩・標高1100m(9:53,10:03)→大岳分岐(11:06,11:17)→青雲岳(11:40,11:43)→守門岳・袴岳(12:02,12:30)→青雲岳(12:48)→大岳分岐(13:09,13:11)→見晴し(14:05,14:14)→護人清水(15:19,15:27)→二口登山口(16:02) 
<メンバー> L和○、和よ

 登山届けをボックスに入れてから歩き出す。作業道を進むと守門岳二口登山口の標柱が出てくる。古い標柱には山頂まで3時間、新しい標柱には4時間とある。私たちはカメなので4時間以上はかかりそうだ。急登でいきなり尾根に取り付く。山頂まで距離は5キロちょっとだが累積標高は1100m以上あるので果たして何時間かかるものやら。

二口登山口の駐車場にはトイレもある
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橋を渡り登山口へ
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登山届けを出して歩き出す
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ミゾソバ
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ツリフネソウ
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いよいよ尾根に取り付く
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熊避けの鐘がある「熊さんにご挨拶を」
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樹林帯の登り
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細いがきれいなブナの林
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ひと登りで護人清水に着く
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護人清水の標柱
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 出だしは順調で30分ほど登るときれいなブナの林になる。なかなか感じの良い登山道だ。最初の休憩ポイントである護人清水に着く。このコースでは唯一の水場だが、まだ登り始めたばかりなので一口だけ含んで先を急ぐ。登りが一段落すると谷内平に着いたので最初の休憩をとった。もう少し先に三角点があり休憩できる広さもあるので日差しが強くなければ三角点まで登って休んだ方が良さそうだ。 

ツユクサ
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谷内平
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谷内平のブナ林
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891.6m四等三角点(点名:谷内平)
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ヤセ尾根を進むようになる
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中間点「見晴し」からオカバミ沢にかかる滝を望むことが出来る
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 三角点を過ぎると尾根は中の高地沢とオカバミ沢に挟まれヤセ尾根になる。切れ落ちている場所もあるので注意しながら進む。やがてコースの中間点となる見晴しに着いた。絶好のビューポイントで正面にオカバミ沢にかかる滝を見ることが出来る。日差しを避けて樹林帯に入ってから休んだ。

ヤセ尾根から大岳分岐への登りにかかる
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大岳分岐
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 ヤセ尾根が終わると大岳分岐へ向けての最後の登りだ。プレートには大岳分岐まで50分、袴岳(山頂)まで1時間30分とある。登山口にあった山頂まで3時間の標柱から計算すると、私たちはここまで2時間20分かかっているので山頂まで後2時間30分ぐらいはかかることになる。覚悟を決めて登り始める。 

守門岳(袴岳)方面はガスがかかる
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アキノキリンソウ
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青雲岳の標柱
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青雲岳の草原から守門岳(袴岳)を見る
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守門川を見ながら進む
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守門岳の二等三角点
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山頂部は広くて休むに良い
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山頂標識
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県境稜線が峰を連ねる
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 大岳分岐には11時06分到着、ようやく稜線に乗った。稜線には時折ガスがかかるもののまずまずの天気。日差しを避けてひと休みしてから山頂を目指す。青雲岳の山頂部は草原で、もう少し経つと草紅葉が楽しめそうだ。一旦下ってから守門岳(袴岳)へ最後の登りにかかる。60mほどの登り返しで12時02分、念願の守門岳山頂に辿り着いた。天気は良く日差しも強い。持ってきたうちわが大活躍である。山頂でお会いした人は大白川登山口から3時間で登ってきたと言うので感心する。まあ私たちが遅すぎるのだが。 

ダイモンジソウ
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キバナアオギリ
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ジャコウソウ
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駐車場へ戻って山行を終えた
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 だいぶ休んだので戻ることにしよう。青雲岳を経て大岳分岐までは快適な尾根歩きが楽しめる。分岐から急坂を下りヤセ尾根の見晴しで振り返えると守門岳の大きさを感じる。ヤセ尾根を注意して通過し、護人清水まで下って冷たい水で汗を拭った。
 護人清水から登山口まではもう幾らもかからない。ゆっくりと下り登山口には16時少し過ぎに着いた。要した時間は8時間40分、二人合わせて145歳、ノンビリ歩けばもう少しは山登りを楽しめそうだ。 

<GPSトラック>  往路=赤 復路=青
守門岳