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  好天の予報に誘われてリハビリに安達太良山を登ってみることにした。初めて安達太良に登ったのは今から63年前、積雪期に夏テンと夏用の綿シュラフを背負って4泊5日したのは57年前のことである。当時は列車とバスを乗り継いで岳温泉から歩くのが当たり前の時代、途中吹雪かれて停滞したこともあって冬期の和尚山に立つことができたのは4日目のことである。今ではゴンドラもあり気軽に山頂に立つことが出来る。

<山名> 安達太良山(あだたらやま)1699.7m二等三角点峰
<山行期間> 2022年9月25日(日)
<コースタイム>
奥岳(8:28)→五葉松平(9:35,9:40)→薬師岳展望台(9:52)→仙女平分岐(10:25)→大斜面上部・休憩(10:47,10:55)→本山(11:23)→牛の背分岐(11:42)→峰ノ辻(11:55,12:12)→くろがね小屋(12:40)→八の字(13:26,13:31)→烏川橋(14:05)→奥岳(14:23) 
<メンバー>
和○(単独)

奥岳の駐車場は県外ナンバーの車でいっぱい
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パトロール詰所の脇にある登山者カード入れ
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馬車道を登って行く
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途中から五葉松平へ上がるためゲレンデ内の登山道を歩く
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山はすでに秋の装い
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ゲレンデから離れて急坂を登る(道は相当荒れている)
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途中には梯子もある
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五葉松平でひと休み
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 馬車道を登りゲレンデ内の登山道を登って行く。ゴールドラインリフトの下を通りヘラクレスゲレンデを登り小沢を渡ると五葉松平への急坂になる。一部崩落している場所もあるが登るに支障は無い。五葉松平までの道は年々酷くなっていく。本格的な登山道整備をしなければ改善は難しいように感じた。汚れたく無ければゴンドラを利用した方が良いだろう。

薬師岳の展望台はたくさんの人で賑わう
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本山の乳首山がきれいに見える
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ゴンドラからの道を合わせると木道も出てくる
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二本松警察署、二本松市の注意看板
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エゾアジサイ
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なもなく山頂
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 薬師岳展望台にはたくさんの人が休んでいた。ゴンドラで簡単に上がってこれるので紅葉の時期にはもっと人が増える。人混みを避けて通過する。この先は木道があったり過去に本格的な登山道整備が行われた時期もあって歩きやすくなる。仙女平分岐手前は何時もだが雨の後は水溜まりやぬかるみがあってズックで登ってきた子ども達には大変そうだった。
 登山道はえぐれている場所もありすれ違うのも大変だ。百名山ブーム以降、年々登山道の傷みは酷くなり完全にオーバーユース状態だ。烏川右俣源頭の大斜面のところでひと休みしてから山頂を目指す。休憩ポイントとしては薬師岳展望台、仙女平分岐手前などがあるのだが、たくさんの人で混み合っているのでメジャーな場所を外して休むようにしている。烏川左俣から峰ノ辻に向かう分岐まで来ると山頂は目の前である。

山頂基部にはたくさんの人が休んでいる
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安達太良山の本山山頂
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山頂から見る和尚山
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船明神山と障子ヶ岩、その奥が磐梯山
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 本山基部まで来ていざ乳首山のピークに登ろうとしたが山頂への行列が遅々として進まない。クサリのある岩場の登りなので前の人が登ってくれないうちは進めない。何とか山頂に上がったが混んでいるので写真だけ撮ってすぐに下山することに。夏は登り下り別々の一方通行である。牛の背を通って峰ノ辻へと向かう。

牛の背へと向かう
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沼ノ平を左に見たら牛の背分岐から峰ノ辻へ下る
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辛うじて石積みだけが残る矢筈森避難小屋跡
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峰ノ辻でひと休み
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 船明神分岐から矢筈森方面へ少し進むと牛の背分岐で峰ノ辻への道を分ける。下ってすぐの所に僅かに石積みが残っている場所がある。矢筈森避難小屋の跡である。高校生の頃は柱と板塀が少しは残っていたが今では小屋跡であったことすら殆どの人が知らない。峰ノ辻でちょうどお昼になったので休憩をとった。

くろがね小屋
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銀明水(湧水)冷たい水で喉を潤す
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金明水は沢水
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八の字で馬車道と登山道に分かれる
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 峰ノ辻からは勢至平へ直接下るルートと、くろがね小屋を経由して下るルートがある。今日はくろがね小屋を経由して下って見ることにした。振子沢は前日までの雨で水が流れていた。水道小屋跡を通りくろがね小屋に下ると、ここでも湯樋のところでたくさんの人が休んでいた。湧水の銀明水で喉を潤し馬車道を下ることに。金明水は沢水で今では塩ビ管も無く水を汲む人もいない。
 以前のくろがね小屋は切妻屋根の昔風の山小屋で、現在の片流れ屋根になったのは私が中学のときである。新築された現在のくろがね小屋も長年使用され老朽化が著しい。勢至平を抜け八の字まで来てまたひと休み。下山路は登山道を選択したが、休みながら眺めていると皆さん馬車道を下って行く。登山道は安達太良特有の粘土質でヌメリが酷く、今日みたいな日にはまず利用する人が珍しいぐらいだ。

登山道は前日までの雨で泥のヌメヌメ状態
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少し下ると本山ピークが見える展望台がある
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 八の字から登山道に入り、出だしはスリップしないように慎重に下る。すぐに展望台があり山頂を望むことが出来る。湯樋が交差するところまで下がると泥道から解放され幾分歩きやすくなる。後ろから若者が追いついてきた。やっぱり馬車道よりこっちの方が近くて早いと言う。軽やかに下って行く。うらやましい限りだ。下る途中、何カ所か登山道脇の林の中にショートカットしている踏跡が出来ていた。これだけ夏道(登山道)が荒れていると当然そうなる。

烏川橋まで下りてきた
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あだたら渓谷自然遊歩道は8月の雨で橋が流されて通行禁止になっていた
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スキー場に戻ってきた
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奥岳の湯で汗を流す人も多い
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 登山道から馬車道に出ると烏川橋である。あだたら渓谷自然遊歩道は今年8月の雨で橋が流されて通行禁止になっていた。たくさんの人が訪れてくれる安達太良山だが、年々登山道の状態は悪くなってきている。本格的に荒れない工夫をしないと取り返しがつかなくなると感じた。

<GPSトラック>  往路=赤 復路=青
安達太良山