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<期日> 2023年1月7日
<山名> 安達太良山・迷沢調査
<メンバー> L和○、都○、半○
<コースタイム>
弓張橋手前駐車地点(8:20)→仏沢落橋地点(8:28)→仏沢渡渉点(8:55~9:28)→迷沢渡渉点(9:47~10:27)→標高1340m地点(12:21~12:50)→迷沢渡渉点(13:22,13:33)→仏沢渡渉点(14:20)→弓張橋手前駐車地点(14:54)

 仏沢の落橋により迷沢ルートが使えなくなったことから、迂回ルートを調査することにした。まずは落橋した仏沢を確認し写真に収めた。沢床までの高さもあり通過は完全に不可能である。

弓張橋手前の駐車スペースから歩き始める
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まずは仏沢の落橋の状態を確認することにした
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仏沢に架かる橋は半分が無くなり対岸に渡ることが出来ない
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除雪されていない旧国道115号(現在の県道70号福島吾妻裏磐梯線)に上がる
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上流へ移動し雪が繋がっているところから仏沢を渡渉する
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 少し戻って途中から除雪されていない旧国道115号(現在の県道70号福島吾妻裏磐梯線)に上がり、仏沢の左枝沢を使って仏沢の渡渉点まで下りてみた。単独の先行者がいるようでスキーのトレースがあり、その方はスキーを脱いで対岸に渡ったようだ。
 私たちは上流へ移動し渡れそうな所を探してみることにした。スキーを履いたまま何とか渡れる箇所を見つけた後、帰りのことも考え枝を渡して雪を載せルート工作することにした。ここで30分ほど時間を費やした。 
 仏沢の左岸には古い作業道跡があり、ほぼ目論見通りに迷沢の渡渉点へ移動することが出来た。この間の移動は20分ほど。途中、右手下に赤布を確認、積雪量が多くなれば上流まで移動しなくとも渡渉はできそうである。
 迷沢まで来ると氷柱は今年も現在だ。沢はまだ完全には埋まっていないので、ここでも40分ほど時間を費やしてルート工作することに。このまま雪が降ってくれればスキーを履いたままで渡渉できる。仏沢と迷沢でのロス時間は70分。ロス時間を引くと50分ほどだろう。弓張橋から迷沢までは今までだと20分ほどの所要時間だから迂回すると30分ほど多くかかることになる。それでも箕輪スキー場から周回しても半日コースなので仏沢を上流まで行って渡渉しても問題無く使えそうなルートだ。

迷沢の氷柱は今年も健在
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迷沢からは普段のルートを進む
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稜線は多少ガスがかかるものの風も無く穏やか
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薄曇りでまずまずの天気
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今日は標高1340m付近で折り返すことに
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 迷沢からは普段のルートを使い登って行く。雪は思ったよりも少なくて笹も出でいる。それでも滑るに支障は無い程度に雪はある。相変わらずのカメペースでメンバーに離されてしまう。標高1300m付近で正午になりこの後の行動について、班を2つにしもう少し登って1303m標高点尾根へ下っているトレースを調査する班と、登ってきたルートを戻る班とに分けて行動することにした。山行管理担当に連絡して了解を取り付けウサギのメンバーと別行動を取ることにした。

雪はやや重くパック気味
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滑るに支障は無い
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年末に降雪があった割には雪は思ったよりも少ない
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それでもオープンバーンの滑りは楽しい
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もう少し笹が埋まってほしいところだ
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 私たちカメ班は1340mまで高度を上げてから昼食休憩を取って下山を開始することに。雪はやや重で快適な滑りとは行かないものの今の時期としてはまずまず滑ってくれる。途中、笹が埋まりきれない所もあるがオープンバーンもあって滑りを楽しむことができた。沢沿いの地竹道に下るルートはまだ雪が少ないようなので、先行者が登ったときに使ったルートを下ってみた。

構築した迷沢の渡渉点
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迷沢を渡る
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国道の駐車箇所に戻った
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 迷沢まで問題無く下降し、シールを貼り直して仏沢の左岸に沿って上流へと登り返えす。赤布を付けながらのノンビリ(カメ)ペースだ。積雪量によっては今回渡渉した箇所よりも手前(赤布のあった場所)で沢を越えることは可能のようだ。また、今回の渡渉点ももっと渡りやすくなると思う。
 道路に上がってから駐車地点に戻るが、旧国道の送電線下はオープンバーンになっているのでシールを剥がしてひと滑り。
 途中、メンバーのシール先端部が壊れてしまい仮修理するハプニングもあって、迷沢渡渉点から駐車地点まで1時間20分かかった。駐車地点に戻るにしても箕輪スキー場に行くにしても40~50分、カメペースでも1時間ちょっとあれば移動可能だと思う。

<GPSトラック> 往路=赤 復路=青  電子国土Web・傾斜量区分図(雪崩関連)
迷沢