2023.03.25
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 今日の福島市の天気はイマイチ、気温が上がらず肌寒い。時間が取れたので弁天山を歩いてみることにした。弁天山は子供のころ通っていた第一小学校から阿武隈川を挟んで反対側の渡利地区にある。学校の帰りに県庁裏の渡し船に乗るとすぐに行けるので遊び場のようなものだった。先生からは道草をしないで帰るように言われるのだが守ったことは無い。

弁天山駐輪場に自転車を置いて厳島神社(弁財天)のある弁天山へ
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タチツボスミレ
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点名「椿館」の三等三角点
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椿山の展望台から見る信夫山と福島市街地
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蚕祖神社跡に咲くシダレザクラ
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ニリンソウを見つけた
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アズマイチゲが群生する
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キバナノアマナ
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 自転車を弁天山展望台入口に置いて厳島神社のある弁天山へと登る。山頂にあった展望台は老朽化のため撤去されて今は広場になっている。次に三等三角点「椿館」のある椿山へ向かう。展望台からは信夫山が正面に、福島市街地を眼下に望むことが出来る。
 展望を楽しんだら蚕祖神社跡のシダレザクラを見てから弁天山貯水池に戻る。ここから弁天山下広場へ下るとニリンソウやアズマイチゲに出会うことができる。残念、今日は気温が上がらす日も射さないので思うように花は開いてくれない。

春日神社の後ろにある殿上山に寄ってみた
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菜の花が見頃だ
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殿上山(春日山)に建つ雷神神社
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 弁天山を登り終えてから春日神社の裏山にあたる殿上山(春日山)に寄ってみた。福島市史によると殿上山は亘理安房守が居城したという館(春日舘)とされ、十万劫ハイキングコース案内図にも「春日館」と記されている。実際に登ってみると途中にいくつかの郭があり、山頂部は平坦地で雷神神社が建ち一段下には山神様の石碑がある。ここが春日館の主郭のようだ。私が最初に殿上山に登ったのは今から40年ほど前になる。当時は案内板などは無く、山の名前も分からずに春日神社から登った記憶しかない。帰りに気づいたのだが館バス停からの参道入口にも案内板があり、図によると百十二の石段を登ると愛宕大権現、氏神様があり山頂に達するとのこと。機会があれば是非ここからも登ってみたい。

花見山多目的広場から古峯神社ハイキングコースを利用して茶臼森へと向かう
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菜の花がとってもきれい
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三連峰の丘・希望の鐘展望台から福島市街地を見る
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茶屋沼公園分岐の前後はカタクリの群生地
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茶臼森の山頂に建つ古峯神社
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福島市の茶臼森配水池
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 殿上山の散策路から花見山多目的広場まではすぐである。多目的広場に自転車をデポし、古峯神社ハイキングコースを利用して茶臼森へと向かう。ハイキングコースは生け花の里の花木畑の中を登って行く。今の時期は山肌を覆う花木が見事に花を付ける。花木畑の中をつづら折れに登って行くと三連峰の丘・希望の鐘展望台に着く。福島市街地を眼下に望むことが出来る絶好のビューポイントだ。
 道が山道に変わり少し行くとカタクリの群生地になる。何時もだと見事に開いているのだが今日は気温も低く萎んだままだ。群生地は茶屋沼公園からの道を合わせても続く。東北電力の送電線No24鉄塔のところまで右側は花木畑である。道なりに進むと古峯神社の表参道に向かうが、途中から尾根伝いの急坂を登り古峯神社の茶臼森ピークに直接上がる。どちらを登っても良いが、道なりの方が新しく作られたなだらかな道だ。
 古峯神社から表参道を下り茶臼森配水池に出る。ここから標識の「花見山」に従って進み下って行くと舗装路に出る。道路を20分ほど下ると自転車を置いてきた花見山多目的広場に戻ることが出来る。今日の散歩は約13,000歩、自転車の移動距離は約12キロだった。

<ルート図>
弁天山