
白河市表郷にある天狗山はカタクリで有名だ。例年だと4月20日頃が見頃で、今年は「花まつり」が4月17日~5月9日まで開催される。時間が取れたので膝のリハビリを兼ねて行ってみることにした。
天狗山は白河市の南方に位置し、近くには表郷天狗山野球場などがあり、旧表郷村の番沢地区から入る。登山口は2008年につくられた木戸ヶ入林道にある。また近年になってカタクリ群生地を周回する遊歩道もつくられ大きな駐車場も出来た。登山口である木戸ヶ入林道に入るまでがわかりづらいが、2万分の1地形図とナビを頼りに探し出す。途中で木戸ヶ入林道か天狗山登山口の表示を見つければ奥へと進めば良い。
<山名> 天狗山(てんぐやま)625.5m三等三角点峰
<山行期間> 2021年4月16日 (金)
<コースタイム>
奥の駐車場(9:23)→お花畑コース→出会いの鐘(9:45)→登山道出合・希望の道(9:52)→千年の森・五合目(9:58)→天狗山(10:15)→木戸ヶ入林道→登山口(10:46)→奥の駐車場(10:58)
<メンバー>
和○(単独)
登山口から少し進むと大きな駐車場がある

天狗山遊歩道案内図

橋を渡って「お花畑コース」に足を踏み入れる

やまぶき草群生地の案内板、最盛期は5月に入ってからでまだ早かった

今が盛りのニリンソウ

カタクリ群生地へと入っていくが、今年は開花が早くピークは過ぎていた

途中にある出会いの鐘

階段コースとゆるやかコースに分かれるが、下るとすぐに出合う

僅かだがカタクリもまだ健在

夢の沢まで来ると登山道と出合う

何度か登った天狗山だが、最後に訪れたのは原発事故の後に放射線量調査で登ったときなので10年ぶりになる。登山口から林道を少し進んだところに新しく大きな駐車場が出来て、天狗山遊歩道「お花畑コース」も整備され様変わりしていた。初めてなのでお花畑コースも歩いてみようと大きな駐車場に車を止めて歩きだす。
橋を渡ると左側に四阿がある。花が目的の人には休憩するには良いところだ。沢伝いの緩やかな遊歩道を登って行くが、この時期周りの木々は新芽を出しはじめて早春の装いだ。しばらく進むと沢の脇の斜面一面にニリンソウが咲き誇る。今が最盛期のようだ。途中にヤマブキソウ群生地もあるのだが、まだ時期は早いようだ。見頃は5月上旬だろうか。
ニリンソウの群生地を抜けると尾根を跨ぐように遊歩道が続いている。尾根に乗ると「出会いの鐘」があり、右に進むと登山道と合わさる「夢の沢」へと下る。このあたりからカタクリの群生地になる。すでに最盛期は過ぎていたものの僅かだが活きの良いカタクリが花を付けていた。道は階段コースとゆるやかコースに分かれるがすぐ下で合わさるのでどちらを歩いても良い。夢の沢を下ると登山道である「希望の道」に出る。ここから右に折れて天狗山の登山道に入る。
天狗山の登山道(希望の道)に入る

天狗の庭にあるベンチ

五合目・千年の森

スミレ(アケボノスミレ?)

天狗の清水

天狗の清水を過ぎると尾根に向かって勾配が増してくる

山頂への最後の登り

天狗山の山頂には三等三角点がある

沢の左斜面が登山道になっていて緩やかに登って行く。ほどなく「天狗のお庭」に着く。ベンチもあって休憩ポイントになっている。五合目「千年の森」を過ぎ「天狗の清水」まで来ると登山道は勾配を増して尾根へと向かう。送電線巡視路でよく見かけるプラスチック階段があり、ひと登りで尾根に出る。山頂まではもう少し。最後の階段を登ると標高625.5m三等三角点を持つ天狗山に着く。山頂は木々に囲まれていて展望は良くない。三角点を写真に収めて、少し先にある展望所へ移動する。
少し進むと展望所に出る

ヒノキ造林地が出てくる

鬱蒼としたヒノキ林を下る

急坂を下りきるとキクザキイチゲが群生する

木戸ヶ入林道に出る

天狗山登山口の駐車場

白布の滝(どこ?)

沢を渡って駐車場に戻る

明日から「花まつり」が開催されるが、駐車場にはひと足先に花を見に訪れる車がたくさん止まっていた

鳥瞰図のある展望所から眼下に旧表郷村の町並みが見える。遠くには福島空港、更に奥には高柴山や蓬田岳も見える。下りは展望所から北北西に派生する尾根を下る。右がヒノキの造林地、左はミズナラなどの雑木林の広い尾根を真っ直ぐに降りていく。10分と下らないうちに廃道となった登山道と分かれて左へ下るようになる。こちらは造林地の作業道のようで、鬱蒼としたヒノキ林の中を下るようになる。
しばらく下ると道は緩やかになり道の脇にはキクザキイチゲが花を付けていた。程なく木戸ヶ入林道に飛び出す。入口には福島森林管理署白河支署の「山火事用心」の横断幕が掲げられていた。林道に出たら左に向かうとすぐに「天狗山登山道入口」の看板がある駐車場になる。天狗山だけが目的であれば車はここに置いた方が良いだろう。5~6台は止めることが出来る。
登山口から丸太橋で沢を渡り「おもてごう天狗の森」の案内板から右へ進む、道は沢沿いに付いていて先ほどの天狗山への登山道である「希望の道」へと続く。途中にはニリンソウ、カタクリが咲き見頃だった。途中に「白布の滝」の案内板があったが、どれが滝なのかわからなかった。やがて「天狗の八枝山桜」の分岐に出る。ヤエヤマザクラの開花時期っていつなんだろう。機会があれば見てみたいものだ。ここで天狗山の登山道と沢を渡って大駐車場へ向かう道とに分かれる。右に下っていって沢を渡り駐車場に戻った。
天狗山だけが目的であれば、天狗山登山道入口から天狗山までが45分ほど、下りがヒノキ造林地をへて30分ほどだ。休憩を入れても2時間とかからない。駐車場は狭いが登山道入口に置いた方が便利だ。
<概念図>

<GPSトラック>

2021.04.16_天狗山(地理院地図)
登山口から少し進むと大きな駐車場がある

天狗山遊歩道案内図

橋を渡って「お花畑コース」に足を踏み入れる

やまぶき草群生地の案内板、最盛期は5月に入ってからでまだ早かった

今が盛りのニリンソウ

カタクリ群生地へと入っていくが、今年は開花が早くピークは過ぎていた

途中にある出会いの鐘

階段コースとゆるやかコースに分かれるが、下るとすぐに出合う

僅かだがカタクリもまだ健在

夢の沢まで来ると登山道と出合う

何度か登った天狗山だが、最後に訪れたのは原発事故の後に放射線量調査で登ったときなので10年ぶりになる。登山口から林道を少し進んだところに新しく大きな駐車場が出来て、天狗山遊歩道「お花畑コース」も整備され様変わりしていた。初めてなのでお花畑コースも歩いてみようと大きな駐車場に車を止めて歩きだす。
橋を渡ると左側に四阿がある。花が目的の人には休憩するには良いところだ。沢伝いの緩やかな遊歩道を登って行くが、この時期周りの木々は新芽を出しはじめて早春の装いだ。しばらく進むと沢の脇の斜面一面にニリンソウが咲き誇る。今が最盛期のようだ。途中にヤマブキソウ群生地もあるのだが、まだ時期は早いようだ。見頃は5月上旬だろうか。
ニリンソウの群生地を抜けると尾根を跨ぐように遊歩道が続いている。尾根に乗ると「出会いの鐘」があり、右に進むと登山道と合わさる「夢の沢」へと下る。このあたりからカタクリの群生地になる。すでに最盛期は過ぎていたものの僅かだが活きの良いカタクリが花を付けていた。道は階段コースとゆるやかコースに分かれるがすぐ下で合わさるのでどちらを歩いても良い。夢の沢を下ると登山道である「希望の道」に出る。ここから右に折れて天狗山の登山道に入る。
天狗山の登山道(希望の道)に入る

天狗の庭にあるベンチ

五合目・千年の森

スミレ(アケボノスミレ?)

天狗の清水

天狗の清水を過ぎると尾根に向かって勾配が増してくる

山頂への最後の登り

天狗山の山頂には三等三角点がある

沢の左斜面が登山道になっていて緩やかに登って行く。ほどなく「天狗のお庭」に着く。ベンチもあって休憩ポイントになっている。五合目「千年の森」を過ぎ「天狗の清水」まで来ると登山道は勾配を増して尾根へと向かう。送電線巡視路でよく見かけるプラスチック階段があり、ひと登りで尾根に出る。山頂まではもう少し。最後の階段を登ると標高625.5m三等三角点を持つ天狗山に着く。山頂は木々に囲まれていて展望は良くない。三角点を写真に収めて、少し先にある展望所へ移動する。
少し進むと展望所に出る

ヒノキ造林地が出てくる

鬱蒼としたヒノキ林を下る

急坂を下りきるとキクザキイチゲが群生する

木戸ヶ入林道に出る

天狗山登山口の駐車場

白布の滝(どこ?)

沢を渡って駐車場に戻る

明日から「花まつり」が開催されるが、駐車場にはひと足先に花を見に訪れる車がたくさん止まっていた

鳥瞰図のある展望所から眼下に旧表郷村の町並みが見える。遠くには福島空港、更に奥には高柴山や蓬田岳も見える。下りは展望所から北北西に派生する尾根を下る。右がヒノキの造林地、左はミズナラなどの雑木林の広い尾根を真っ直ぐに降りていく。10分と下らないうちに廃道となった登山道と分かれて左へ下るようになる。こちらは造林地の作業道のようで、鬱蒼としたヒノキ林の中を下るようになる。
しばらく下ると道は緩やかになり道の脇にはキクザキイチゲが花を付けていた。程なく木戸ヶ入林道に飛び出す。入口には福島森林管理署白河支署の「山火事用心」の横断幕が掲げられていた。林道に出たら左に向かうとすぐに「天狗山登山道入口」の看板がある駐車場になる。天狗山だけが目的であれば車はここに置いた方が良いだろう。5~6台は止めることが出来る。
登山口から丸太橋で沢を渡り「おもてごう天狗の森」の案内板から右へ進む、道は沢沿いに付いていて先ほどの天狗山への登山道である「希望の道」へと続く。途中にはニリンソウ、カタクリが咲き見頃だった。途中に「白布の滝」の案内板があったが、どれが滝なのかわからなかった。やがて「天狗の八枝山桜」の分岐に出る。ヤエヤマザクラの開花時期っていつなんだろう。機会があれば見てみたいものだ。ここで天狗山の登山道と沢を渡って大駐車場へ向かう道とに分かれる。右に下っていって沢を渡り駐車場に戻った。
天狗山だけが目的であれば、天狗山登山道入口から天狗山までが45分ほど、下りがヒノキ造林地をへて30分ほどだ。休憩を入れても2時間とかからない。駐車場は狭いが登山道入口に置いた方が便利だ。
<概念図>

<GPSトラック>

2021.04.16_天狗山(地理院地図)
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