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 小富士山は棚倉町の北方に位置し中心市街地から北北西の方角になる。表郷三森から大竹川に沿って南下すると小富士山の登山口がある。十上沢のこふじ橋の所に「小富士山」の案内標識があり目印になる。道路脇には鳥居があり、石柱に「村社富士浅間神社」と記されている。車は鳥居の脇に置くか、少し入った神社拝殿の所に駐車できる。

<山名> 小富士山(こふじさん)446m標高点
<山行期間> 2021年4月16日 (金)
<コースタイム>
こぶし橋・参道入口(12:46)→富士浅間神社拝殿(12:49)→作業道から参道へ(12:58)→尾根取り付き(13:08)→小富士山(13:24,13:26)→小菅生(13:50)→こぶし橋(14:50)
<メンバー>
和○(単独)

こぶし橋の鳥居の脇に車を止めて歩きだす
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道路から鳥居をくぐり参道は続く
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村社・富士浅間神社の拝殿、咲くのはウススミザクラか?
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ガードレールのある作業道を行くと十上沢に大きな砂防ダムがある
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カキドウシ
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ムラサキケマン?
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エンレイソウ
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ニリンソウが見頃
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 こぶし橋から歩き始める。すぐに村社富士浅間神社の拝殿が出てくる。神社の前にはウススミザクラだろうか見事に花を付けていた。ガードレールのある作業道を行くと右に砂防ダムがある。作業道はやがて右にカーブするので、沢沿いの踏跡に入る。一昨年の大雨のためか作業道はえぐられ、沢沿いの参道もズタズタである。

参道の脇には大山祗神の石碑
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沢は一昨年の大雨でズタズタである
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1mほどの滝が出て二俣になるので間の尾根に取り付く
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沢から尾根に取り付くところにある標識
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尾根に乗ると一気に高度を上げる
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山頂にある立派な石の祠
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 作業道から沢伝いの参道に入るが倒木などが堆積し荒れが酷い。次に大山祗神の石碑があり、さらに進むと1mほどの滝が出てくるので越える。ここに登山口の標識があり道は沢沿いと尾根道とに分かれる。以前と異なり沢が荒れているので見逃しやすいので注意が必要だ。
 ここから尾根に取り付きいっきに高度を上げる。5分も頑張ると参道はちょっとだけ緩やかになり余裕も出てくる。さらに高度を上げて13時24分、小富士山の山頂に着いた。山頂には石の祠があり祠の周りが石柱で囲まれている。麓に拝殿があり、本殿は山自体と言うのも珍しくないので、ここが富士浅間神社の本殿なのかもしれない。山頂は平らな広場になっているので芝の上に寝転がってのんびりするのも良いだろう。眺めもまずまずである。

北西へ尾根伝いに進むとヒノキの造林地になる
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小菅生へ向かうが道はハッキリしていて造林地へと続く
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ショウジョウバカマが咲く
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小菅生の集落は近い
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農道にでる
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墓地の下の道を進んで舗装路へ
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 山頂から北西方向へ道がついている。小菅生からも登ってこれると聞くのでこの道がそうだろう。確認のため下って見ることにした。少し下ると右側がヒノキの造林地になる。ハッキリした道が尾根伝いに続いている。途中で右側から作業道が合わさるかと思ったが1本道のまま小菅生の集落まで続いていた。

道路の脇にはハルジオンP1230079
道端にはニリンソウの群落
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国道に出る
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十上沢のこぶし橋に戻った
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 小菅生集落手前の農道に出た。こぶし橋までの道路を地形図で確認して最短で戻ることにする。農道を下っていくと左上に墓地が見えた。やがて舗装路になり小富士山を回り込むように道を選んでひたすら歩く。
 単調な道路歩きも、道端に当たり前のような顔をして咲いているニリンソウの群生に癒され1時間程で出発点に戻ることができた。調査が目的でなければ山頂から登ってきた参道を下れば良い。20分程もあれば戻ることができる。小菅生まで足を伸ばすのであれば、あらかじめ自転車をデポしておくのも有りかと思う。

<概念図>
小富士山


<GPSトラック>  往路=赤 復路=青
小富士山
2021.04.16_小富士山(地理院地図)