
吾妻山の蓬莱山で会員の初心者を対象にした「雪上訓練」をすると言うので訓練ついでに東吾妻山に登ってみることにした。集合時間に合わせ兎平駐車場に行ってみると皆さんはすでに出発準備をしていた。待ってもらい準備をして計画より20分ほど早く出発する。塩川源頭部の沢に沿って登り訓練場所である蓬莱山へと向かった。
<山 名> 東吾妻山(ひがしあづまやま)1975.1m三等三角点峰
<山行期間> 2021年4月25日(日)
<コースタイム>
兎平駐車場(9:11)→蓬莱山基部・訓練(10:12~12:35)→東吾妻山(13:54,14:14)→栂平園地(15:45)→兎平駐車場(16:04)
兎平駐車場(9:11)→蓬莱山基部・訓練(10:12~12:35)→東吾妻山(13:54,14:14)→栂平園地(15:45)→兎平駐車場(16:04)
<メンバー>
L和○、遠○、鈴○(よ)、藤○
兎平駐車場から蓬莱山基部へと向かう

正面が蓬莱山、以前は雪が豊富でルート取りに苦労しなかったが、ここ数年雪はめっきり少なくなった

訓練風景

今日の雪上訓練は初心者が対象で、内容としては最低限知っておいて欲しいものなので講習は2時間ほどである。まずはピッケルやアイゼンなど何も持っていない状態で滑落した場合の停止方法。皆さん初めて経験する練習だが、ザラメ雪では結構役立つ技術で皆さん目から鱗で納得したのか飲み込みが早い。
その他には、スキーを履いていて滑落したときのウイペットでの滑落停止、冬期に負傷者を搬送する場合に急斜面での確保に必要となってくるスタカットでのピッケルを使ったスタンディングアックスビレイの仕方など、練習していると時間はあっと言う間に過ぎてしまう。
昼食をすませ、雪上訓練だけで帰る皆さんと別れて東吾妻山へと向かう

雪解けは早く木道が顔を出していた

姥ヶ原東端まで来て再びスキーを付ける

東吾妻山の山頂へ向かって塩川源頭の窪を登る

樹林帯にぶつかったら左の主尾根へとルートを変える

木々がうるさい尾根だが東側が比較的歩きやすい、後に見えるのは吾妻小富士

山頂から中吾妻山方面を見る

東吾妻山は三等三角点を持つ

今日の山行は今シーズンからスキーを始めた藤○さんの練習山行だ。ボーゲンと斜滑降しか出来ないが今まで練習してきたのだから何とか行けるだろう。訓練が終わり帰るメンバーと別れて登山道沿いに姥ヶ原へと向かう。途中、雪が消えて木道が顔を出していた。今年も雪は極端に少ない。姥ヶ原東端まで来ると東吾妻山へ向かって雪が繋がっている。ここは塩川の源頭部にあたり北面で窪になっているので比較的雪が残ってくれる。高度を100mほど上げると樹林帯になるので左にルートを取り栂平から続く主尾根に乗る。吾妻小屋への古いツアーコースもここになる。木々がうるさくなってきたら東斜面の比較的疎林のバーンを進むと山頂手前で雪は途切れる。スキーをデポし、木々を乗り越えて山頂に出る。
東吾妻山からの展望は良く、南西に磐梯山、続いて中吾妻、東大巓、昭元、烏帽子、家形、一切経山と西側から北へ向かって峰々が続く。風があるので写真を撮ってすぐにスキーデポ地点に戻り、シールを剥がして滑降準備にかかる。
正面に高山が見える

東面のオープンバーンを滑る

遠○さんも快適に滑ってくる

スキー初心者の藤○さんもボーゲンで頑張って降りてくる

開いているバーンは少ないのでルート取りに迷ってしまう

栂平園地に飛び出す

栂平園地から兎平駐車場へと滑り降りるバーン

ようやく兎平駐車場に到着

さて藤○さんを無事に下ろすのに何処を滑ったら良いか頭を悩ます。まずは東面のオープンバーンをひと滑りし、比較的樹間の開いているところを見つけて滑っていく。あまり下りすぎる鳥子平へ向かってしまうので、途中で左に戻せば良いと思っていたが、今まで経験したことが無いくらい極端に雪が少ない。強引に戻してから比較的樹間の広い滑りやすいルートを選んで下降する。最後の下りで右に寄りすぎてしまったので、またもや左へ修正し栂平園地に出た。結果、辿ったルートは大きく左右に振られる形になった。滑りにくくてもいつも登りに使うルートを使えば良かったと反省する。
栂平園地はすでに木道が顔を出していた。栂平園地から兎平へは小沢が繋がっていて滝があるので雪の時期は間違って進まないように注意したい。地形図の遊歩道に沿って北へ少し行くとオープンバーンがありここを滑る。私たちはオープンバーンを気持ちよく滑るが、藤○さんはまだ横滑りが出来ないのでここでも練習である。降りれば兎平駐車場は目の前で14時04分、計画より30分遅れて到着した。
<GPSトラック>

2021.04.25_訓練+東吾妻山(地理院地図)
L和○、遠○、鈴○(よ)、藤○
兎平駐車場から蓬莱山基部へと向かう

正面が蓬莱山、以前は雪が豊富でルート取りに苦労しなかったが、ここ数年雪はめっきり少なくなった

訓練風景

今日の雪上訓練は初心者が対象で、内容としては最低限知っておいて欲しいものなので講習は2時間ほどである。まずはピッケルやアイゼンなど何も持っていない状態で滑落した場合の停止方法。皆さん初めて経験する練習だが、ザラメ雪では結構役立つ技術で皆さん目から鱗で納得したのか飲み込みが早い。
その他には、スキーを履いていて滑落したときのウイペットでの滑落停止、冬期に負傷者を搬送する場合に急斜面での確保に必要となってくるスタカットでのピッケルを使ったスタンディングアックスビレイの仕方など、練習していると時間はあっと言う間に過ぎてしまう。
昼食をすませ、雪上訓練だけで帰る皆さんと別れて東吾妻山へと向かう

雪解けは早く木道が顔を出していた

姥ヶ原東端まで来て再びスキーを付ける

東吾妻山の山頂へ向かって塩川源頭の窪を登る

樹林帯にぶつかったら左の主尾根へとルートを変える

木々がうるさい尾根だが東側が比較的歩きやすい、後に見えるのは吾妻小富士

山頂から中吾妻山方面を見る

東吾妻山は三等三角点を持つ

今日の山行は今シーズンからスキーを始めた藤○さんの練習山行だ。ボーゲンと斜滑降しか出来ないが今まで練習してきたのだから何とか行けるだろう。訓練が終わり帰るメンバーと別れて登山道沿いに姥ヶ原へと向かう。途中、雪が消えて木道が顔を出していた。今年も雪は極端に少ない。姥ヶ原東端まで来ると東吾妻山へ向かって雪が繋がっている。ここは塩川の源頭部にあたり北面で窪になっているので比較的雪が残ってくれる。高度を100mほど上げると樹林帯になるので左にルートを取り栂平から続く主尾根に乗る。吾妻小屋への古いツアーコースもここになる。木々がうるさくなってきたら東斜面の比較的疎林のバーンを進むと山頂手前で雪は途切れる。スキーをデポし、木々を乗り越えて山頂に出る。
東吾妻山からの展望は良く、南西に磐梯山、続いて中吾妻、東大巓、昭元、烏帽子、家形、一切経山と西側から北へ向かって峰々が続く。風があるので写真を撮ってすぐにスキーデポ地点に戻り、シールを剥がして滑降準備にかかる。
正面に高山が見える

東面のオープンバーンを滑る

遠○さんも快適に滑ってくる

スキー初心者の藤○さんもボーゲンで頑張って降りてくる

開いているバーンは少ないのでルート取りに迷ってしまう

栂平園地に飛び出す

栂平園地から兎平駐車場へと滑り降りるバーン

ようやく兎平駐車場に到着

さて藤○さんを無事に下ろすのに何処を滑ったら良いか頭を悩ます。まずは東面のオープンバーンをひと滑りし、比較的樹間の開いているところを見つけて滑っていく。あまり下りすぎる鳥子平へ向かってしまうので、途中で左に戻せば良いと思っていたが、今まで経験したことが無いくらい極端に雪が少ない。強引に戻してから比較的樹間の広い滑りやすいルートを選んで下降する。最後の下りで右に寄りすぎてしまったので、またもや左へ修正し栂平園地に出た。結果、辿ったルートは大きく左右に振られる形になった。滑りにくくてもいつも登りに使うルートを使えば良かったと反省する。
栂平園地はすでに木道が顔を出していた。栂平園地から兎平へは小沢が繋がっていて滝があるので雪の時期は間違って進まないように注意したい。地形図の遊歩道に沿って北へ少し行くとオープンバーンがありここを滑る。私たちはオープンバーンを気持ちよく滑るが、藤○さんはまだ横滑りが出来ないのでここでも練習である。降りれば兎平駐車場は目の前で14時04分、計画より30分遅れて到着した。
<GPSトラック>

2021.04.25_訓練+東吾妻山(地理院地図)
コメント