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 福島県でも新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、病床使用率は5月15日現在で90.6%となり15日から5月31日まで福島県独自の緊急事態宣言が発令された。ワクチン接種は遅々として進まず、何時になったら安心して生活できる環境になるのだろうか。そんな訳で山も登山口へ直行直帰である。今回は鈴○さんの復帰第2弾で燧ヶ岳を滑ってみることにした。前日に福島を発ち御池で車中泊した。

<山  名> 燧ヶ岳(ひうちがだけ)俎嵓 2346.2m二等三角点峰
<山行期間> 2021年5月14日(金) 
<コースタイム>
御池(6:31)→広沢田代(7:32,7:39)→熊沢田代(8:48,8:57)→燧ヶ岳・俎嵓(10:38,11:06)→東ノ田代(11:29,11:57)→メラッパシ田代(12:12)→モーカケ沢→道路(12:27,12:32)→御池(12:58)
<メンバー>
L和○、鈴○(よ)

平日でもあり御池の駐車場はガラ空き
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雪はほどほどに残っている
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広沢田代への急斜面を登る
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広沢田代に出た
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広沢田代の標柱が顔を出していた
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熊沢田代へ急斜面を嫌って左から回り込む
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熊沢田代でひと休み
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ようやくガスが切れ山頂が見えた
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最後の急斜面を登る
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尾瀬沼が見えた
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山頂(爼嵓)は目の前
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ほぼ山頂までスキーを履いたまま登ることが出来た
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爼嵓の二等三角点
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俎嵓山頂の燧ヶ岳大権現
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 カメ2人組は朝食をすませ、御池駐車場の脇からスキーを付けて歩きだす。今の時期としてはまずまずの雪の残り具合だ。15分ほど進むと広沢田代への急斜面になる。ジグを切ながら高度を上げるとやがて傾斜は緩くなり広沢田代へ達する。雪原の中に広沢田代の標柱が頭を出していた。ここでひと休み。
 次に熊沢田代への登りにかかる。ここも急斜面なので適当にジグを切ながら高度を上げ、最後は左の尾根に乗るように向かい1986m標高点のピークは通らないで左側からトラバースして熊沢田代に出た。休憩ベンチが雪面に出ていたので、そこまで行ってまたひと休み。のんびりペースである。山頂には微かにガスがかかりハッキリしない天気だ。
 熊沢田代から樹林帯を登り、小沢の窪を越えて行くとオープンバーンの急斜面になる。最後は傾斜も増すので慎重に登る。鈴○さんは急斜面の登りは慣れていないのでウイペットを貸して登ってもらった。精神的なものだろうが、やはり安心感はだいぶ違うと言う。
 途中から山頂部のガスが切れ尾瀬沼が顔を出した。ちょうど良いタイミングで登ってきたようだ。今の時期としては山頂部の雪は多いようで、スキーを履いたまま最後まで登ることが出来た。

いよいよ滑降を開始する
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気持ちの良いオープンバーン
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ほぼ登ってきたバーンを滑り、途中から東ノ田代へと直接滑り降りた
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今日の昼食は定番の減塩ラーメンと梅おにぎり、デザートにセブンイレブンの草もち
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メラッパシ田代
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モーカケ沢に滑り降りる
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車道に出る
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御池に向かって道路を歩く
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御池には会津バスが止まっていた
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 準備が整ったら滑降開始だ。ほぼ登ってきたルート沿いに無木立の急なバーンを滑り、途中から東ノ田代へ直接滑り降りた。モーカケ沢源頭の窪から一段上がって東ノ田代の雪原で昼食休憩にした。山頂にいたときとは違って日が差しジャケットも邪魔なぐらいに暑くなってきた。
 のんびりと30分ぐらい休んだろうか。今度はメラッパシ田代へ下ることにする。北側にもう一つある東ノ田代に乗ってからメラッパシ田代への急斜面を下る。いくらか右側から入り込むと傾斜は幾分緩いようだ。メラッパシ田代を写真に収めてからモーカケ沢へと滑り込んだ。メラッパシ田代まで完全に降りないうちに左に寄れば登り返しは無くてすむ。
 モーカケ沢へ下るバーンは広いので少し急だが滑りやすい。東ノ田代から直接モーカケ沢源頭に進むと幅の狭い急斜面になるのと、時期によっては沢が口を開けていることがあるのでメラッパシ田代から滑り込んだ方が安全である。沢床まで降り滑っていくと沼山峠への車道(県道沼田檜枝岐戦)はすぐである。スキーをザックに付けて道路を御池まで歩いて戻った。道路はやや登り加減だが30分とはかからない。 

<GPSトラック>
燧ヶ岳
2021.05.14_燧ヶ岳(地理院地図)